チームで仕事をするうえで一番大事にしたいことは? 〜目的や情報の共有〜
こんにちは。広報担当杉田です。
バタバタと仕事に追われて忙しいとき、ふと我に返ると、こんな風に思うことはないでしょうか。
「あれ、これって何のためにやっているんだっけ??」
本来は目的があって取り組んでいる業務のはずが、いつの間にかやること自体が目的になっている、ということがあります。
人が行動するかどうかは、「目的=やる理由」があるかどうか
野球チームの練習風景を例にしてみましょう。
監督やコーチが決めた練習メニューのなかに、”素振り1万本”というものがあったとします。
この練習メニューを選手たちが受け入れ能動的に行うかどうかは、何で決まるでしょうか?
大事な要因のひとつは、そのチームが共有する目的や目標だと思います。
たとえばチーム全体の目標が、甲子園優勝だとしましょう。
その目標を叶えるために必要な練習メニューであれば、”素振り1万本”は目標達成に必要な過程として意味を持って受け入れられ、チームの士気を高めるでしょう。
一方で、ただ楽しく野球がしたい、運動不足の解消程度がチームの目標だったとしたら、”素振り1万本”は基準が高すぎるということで受け入れられにくいでしょう。
「目的=やる理由(〜のために)」
会社の仕事に置き換えてみても、同様のことが言えると思います。
チームで仕事をするには、目的や情報の共有が不可欠
人が動くか動かないかは目的があるかないかというお話をしましたが、チームにとって大事なのは、その目的がきちんと共有されているかどうかだと思います。
上司からすると意味があって部下にやらせている仕事も、部下にその目的が伝わっていなければ、ただやる理由も分からないままやらされているだけの仕事となってしまいます。
目的が何か分からないままやらされる仕事ほどつまらないものはありません。
部下は部下で「何のためにこの仕事をするのか?」というのが分からなければ聞く。
上司は「どんな目的や目標でその仕事を進めているのか」をきちんと説明する。
チームで仕事をするには、そんなお互いの歩み寄り、コミュニケーションが不可欠です。
一見、そのような共有の時間よりも実際に業務を行う時間を優先したいと思うかもしれません。
しかし、上司と部下、双方の目的や目標がきちんと共有されているかどうかが、むしろ業務のスピードアップのカギになると思います。
ついつい面倒だと怠ってしまいがちな情報共有やコミュニケーション。
チームで仕事をするからには、自分ももっと大切にしていきたいと思います。
広報 杉田