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世間のお役に立っている会社が利益を出す!〜ドラッカーから学ぶ、経営に必要な二つの視点〜

こんにちは。

広報担当杉田です。

 

書籍『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海 著)をご存じでしょうか?

タイトルが長いのでよく「もしドラ」と略されますが、映画化もされ、社会現象を巻き起こすほど話題になりましたので、読んだことがある方も多いかと思います。

 

今回は、そんな「もしドラ」から学んだ、会社を経営する際に必要な視点についてお話したいと思います。



企業の目的のひとつは「利益」を追求すること

”利益追求”と聞くと、みなさんはどんなイメージをしますか?

 

ドラッカーの著書『マネジメント』のなかでは、”顧客を創造すること”が企業のひとつの目的として挙げられています。

 

顧客を創造するというのは、既存の顧客を大事にしながらも新規開拓をして新たな顧客を常に生み出し、”利益を増やすこと”だと、私は解釈しています。

 

ただし、利益を増やすことはもちろん大事なのですが、それが目的になってしまうことは避けなければなりません。



社会のお役に立っている会社が利益を出している

利益を出し続けている企業というのは、世の中のお役に立っている企業です。

利益追求そのものを目的にしている会社が、社会的に受け入れられ世の中のお役に立っているかというと、おそらく違うのではないかと思います。

 

しかし、だからといって”お役に立つのが大事”とボランティア活動ばかりしていたのでは、企業を存続させることができないというのは想像に難くないでしょう。

資金がなくなれば、倒産は免れません。

 

企業の目的が”利益追求”だけになるのが望ましくないのは当たり前なのですが、企業存続のためには利益を追求し続けることも不可欠です。



経営陣には「社会が何を求めているか?」の視点が必要不可欠

ドラッカーも「利益は、企業や事業の目的ではなく、条件なのである。また利益は、事業における意思決定の理由や原因や根拠ではなく、妥当性の尺度なのである」と述べています。

 

社会のお役に立つからこそ、企業はその報酬として利益を得て、その利益でさらに存続することができます。

また、事業を拡大することで社会や地域に貢献し、従業員の生活向上に還元していくことが可能になります。



企業の経営陣は利益を追求することと、「社会が何を求めているか?」の視点を持つことの両方が必要です。

社会や時代が求めていることに応えていくからこそ、企業は健全な利益を得ていくことができます。

 

利益を得て、その利益をなにに使っていくかを大事にしながら、自分も広報という立場から経営に携わっていきたいと思います。

 

広報 杉田